▲ 社員の3つの欲求を把握せよ
社長やリーダーの皆様は
社員やメンバーが必ず持つ3つの欲求をご存じでしょうか?
これらがキチンと満たされないと
会社や仕事に不満を漏らしたり
場合によっては辞めてしまう
なんていうことになりかねません。
この3つの欲求とは
1.生存欲求
2.関係欲求
3.成長欲求
生存欲求とは、
給料や待遇、条件面に対する欲求
関係欲求とは
職場の良好な人間関係を求める
または、認めてもらいたいという欲求
成長欲求とは
能力を高めたい、可能性を追求したいという欲求
ここで、実際にあった残念なケースを紹介します。
社員が給料に対しての不満や愚痴を言うので、
支給額をアップしたにもかかわず
数ヶ月後に退職してしまった。
何が問題だったのでしょう。
■社員の本当に求めるものを知るには?
おそらくこの社員は
給料についての生存欲求を
先に求めたのでしょうが、
他の関係、成長の欲求についても
満たされていなかったのです。
退職理由を尋ねたら
「自分をステップアップさせたい」
と言ったそうです。
発言した内容が理由の全てかどうかわかりませんが、
少なくとも、
成長欲求が満たされていなかったのは確かなようです。
せっかく、昇給してあげたのに本当に残念です。
社員は思っていること全てを口にするわけでありません。
会社を社員が安心して働ける場、
もっと頑張りたいと思える場、にしたいのならば
この3つの欲求について不満や不足がないかを
普段から観察しておく必要があります。
待遇面については
すぐに高待遇にするは必要ありませんが
少なくとも、同業他社と比較して
劣っていると感じさせることは避けたい。
そして、
上司との関係やコミュニケーションは良好に保つ。
良いところや成長の跡を見つけて褒める。
これらに気を配りましょう。
■仕事を通した成長を感じたい社員
最も気をつけたいのが
仕事を通して成長を感じさせる事です。
会社によっては
業務指示をしてあとは結果だけみる
というところが今だに少なくありません。
仕事を通して成長を感じさせる、
会社と自分の将来に期待を感じさせることは
経営者やリーダーの腕の見せ所です。
そのためには、
経営者やリーダー自身が魅力的であり、輝いていること。
一緒に仕事をしたいと思わせる存在であること。
そして、皆が期待を抱くような未来を示すこと。
これが大事です。
今日ご紹介した社員の3つの欲求をもとにして、
社員ひとり一人を観察しなおしてみましょう。
きっと、何かの発見や気づきがあるはずです。
最後までお読みくださりありがとうございます。